体験会事例 ブラインドサッカー体験会

主催者
江戸川区立上一色南小学校
講師
上林知民氏(スタッフ/ブラインドサッカー)
アイシェードを装着した園部選手とパス交換する児童を見守る上林氏
開催日
  • 2025.06.14(土)
場所
  • 江戸川区立上一色南小学校 校庭
対象
  • 江戸川区立上一色南小学校 5年生・6年生
参加人数
  • 96名

どうやったら相手に上手く伝えられる?

 まず初めに講師の上林さんと、ゲストの園部優月選手の紹介からスタートしました。上林さんから「うえコーチと呼んでください!」とお話しがあると、さっそく子どもたちから「うえコーチ!」と元気な反応がありました。園部選手は15歳の時に初めて日本代表入りし、東京2020大会の際は最年少のプレーヤーとして活躍。パリ2024大会も出場されました。
 2人組になって、準備体操から体験はスタート。片方がアイシェードを着けた状態で、もう片方が言葉で体操を教えたり、誘導したりと、「見えない体験」と「見えない相手を誘導する体験」を行いました。講師から「やってみてどうでしたか?」と問いかけると、「見えなくて怖かった」「選手は本当にすごい!」などという声があがりました。
 続いて、園部選手のデモンストレーションをお手本に、見えない状態でボールをドリブルしながら5メートル先のコーンまで進んだり、コーンに当たるようにシュートしたりと、プレーする側は「どうやったら上手くいくのか」を考え、また周りの子どもは「どう伝えたら上手く相手に伝えられるのか?」を考えながらプレーを楽しみました。
 講師から「どうして上手くいったのか、理由はわかる?」と問いかけると、「周りの友達が声で教えてくれたからわかった。安心した。」などの感想があがりました。
 終盤には上林さんより「周りの人と助け合って協力する」ことの大切さや、「ブラインドサッカーは見えない中でプレーしているところが面白いので、ぜひ応援してください!」などのメッセージが寄せられ、終了しました。



ブラインドサッカーのルールや用具など魅力を説明する上林氏






アイシェードを装着してドリブルする児童を声でサポートする周りの児童




講師、ゲストへの質問コーナー

Q 園部選手は普段ごはんは何を食べてますか?
A 栄養がたくさん取れるように、好き嫌いしないで何でも食べます。
また、たくさん動くので、たんぱく質が摂れるよう心がけています。

Q 試合中、ボールが見えなくて怖いですか?
A 仲間がいるので怖くないです。

Q お料理はしますか?お肉の焼き加減はわかりますか?
A 料理はします。焼き加減は触って確認します。

Q 目が見えないと、生活は大変ですか?
A 3歳から見えないので、見えないことに慣れています。

このほかも、たくさんの質問が寄せられました。


体験会終了後、児童からの質問に答える上林氏と園部選手




講師コメント

貴重な機会をいただきありがとうございました。今日の体験会を通して、皆が「障害のある人」「目の見えない人・見えにくい人」のこと、「ブラインドサッカーのこと」を少しでも知ってくれたら嬉しいです。また機会があればぜひ一緒にプレーしましょう!



講師近影




依頼者コメント

普段なかなか体験できないことを体験することができてよかったです。実際に選手の方のお手本を見せてくださったおかげで、目の不自由な方がどのようにプレーするのかを知り、すごさを感じている様子でした。

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