講演会/体験会事例 初級パラスポーツ指導員養成講習会における障害当事者の講演会と体験会

主催者
亀戸スポーツセンター
講師
東京都IDフットソフトボール協会
初級パラスポーツ指導員養成講習会の受講生を対象に、東京都IDフットソフトボール協会(代表者と知的障害者)による講演会と体験会を実施
開催日
  • 2023.08.05(土)
場所
  • 亀戸スポーツセンター
対象
  • 初級パラスポーツ指導員養成講習会の受講生
参加人数
  • 14名

競技について知ろう!

亀戸スポーツセンター主催「令和5年度 初級パラスポーツ指導員養成講習会」のカリキュラム「障害のある人との交流」の時間において、東京都IDフットソフトボール協会の皆さんを講師に招き、講演会と体験会を実施しました。
IDフットソフトボールは知的障害者のスポーツとして親しまれ、全国障害者スポーツ大会の正式種目の一つです。今回の講師である東京都IDフットソフトボール協会所属の選手は、最年長が38歳、最年少が17歳と幅広い年代の選手が集まり、全国でもトップクラスのチームです。
前半の講演会では、代表の井上氏を中心に「フットソフトボールの競技概要」や「東京都トップチームの活動」「選手とのエピソードについて」お話いただきました。講演の終盤は受講生からの質問に答える質疑応答の時間を設けて、競技特性や日々の活動に関する質問に、井上氏や選手が答えてくださいました。



受講生に団体の概要を説明する東京都IDフットソフトボール協会代表の井上氏




選手と一緒に競技体験!

後半は体育室に場所を移し、フットソフトボールの体験会を実施しました。まず初めに、実際に選手が行っているウォーミングアップやキャッチボール、キックの練習を一緒に行い、最後は選手チームと受講生チームに分かれてゲームを楽しみました。ストレートやカーブボールなどピッチャーが投げる様々な球種をキックしたり、ヒットが出た際に発生するフットソフトボールならではの「停止球」ルールを教えていただいたり、デモンストレーションを披露していただいたりと、知的障害のある選手との交流を楽しみました。



受講生からの質問に答える知的障害当事者でもある選手達とコーチ




講師コメント

東京都IDフットソフトボール協会近影

自分を含め、スタッフ一同、いい勉強をさせていただくことができました。
また、選手にとっても貴重な経験になったと思います。
ありがとうございました。

主催者コメント

初級パラスポーツ指導員養成講習会カリキュラムの1つである「障がいのある人との交流」の講師を探していたところ「東京パラくる」から依頼できることを知り、東京都IDフットソフトボール協会へ依頼をさせていただきました。
講義では選手の皆さんから競技との出会いやパラスポーツを通じて感じること困っていることなどのエピソードを伺い、質問形式で受講者とディスカッションを行い、実技では選手の皆さんとゲームを行うなど競技体験を行いました。
実際に障がいのある人にスポーツ指導を行ったことのない受講生にとって、障がいのある人と直接ふれあう時間はとても貴重であり、当事者の気持ちや感じ方を知ることで、講習会の実技や座学で学んだ中で抱えていた悩みや不安が減り、これからパラスポーツ指導を行ううえで大きな糧となったことでしょう。
「東京パラくる」を活用し講師を依頼させていただいたことでこれまで全く関わりのなかった皆さまとつながることができ、ほんとうに良い出会いの場をいただきました。最後に講師依頼から当日の講義まで細やかなサポートをしてくださいました「東京パラくる」事務局の皆さまに感謝申し上げます。

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