- 実施事例
- バリアフリーについての総合的な学習
講演会/体験会事例 バリアフリーについての総合的な学習
- 主催者
- 西東京市立向台小学校
- 講師
- 長野 凌生選手
- 開催日
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- 2023.06.21(水)
- 場所
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- 西東京市立向台小学校
- 対象
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- 西東京市立向台小学校4年生
- 参加人数
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- 150人
バリアフリーは目に見えるものだけじゃない
西東京市立向台小学校4年生を対象に、水泳の長野 凌生選手を講師に招き、バリアフリーについての講演会と誘導体験会を実施しました。
前半の講演では、長野選手が獲得されたメダルを触らせて下さりながら、「ご自身の障害について」「バリアフリーって何?」ということを分かりやすい画像やクイズを交えてお話しいただきました。3択のクイズに答える際には、視覚障害の長野選手に伝わるよう挙手ではなく拍手で回答したり、長野選手とじゃんけんをする時にどのような方法があるか友だちと様々な意見を交換して考えました。
お話の終盤、視覚障害だけでなく障害のある人を笑ったり、意地悪することは絶対にいけないこと。バリアフリーは目に見えるものだけでなく「困っていたら声をかけてあげる」「お手伝いできることをする」ことであり、「ひとりひとりが考えることでバリアフリーにつながる」という大切なことを教えていただきました。
目が見えないって…
後半の体験会では、視覚障害者の誘導体験を実施しました。
2人組になり、1人が持参したタオルや鉢巻きで目隠しをし、もう1人がガイド役となって、障害物の体育用マットを通って案内しました。見本の長野選手のように進むことの難しさや、友だちが転ばないように声をかける大切さを実感されていました。
体験会後の長野選手への質問タイムでは何でも答えるとの長野選手の言葉を受け、好きな食べ物や好きなゲーム、好きな虫についても質問が出ました。
終了後や休憩時間中も、優しい笑顔の長野選手は大人気で、大勢の児童の皆さんに囲まれていました。
参加者コメント
児童が「みんなが住みやすい町」について考える総合的な学習の一環として依頼しました。視覚障害の体験会や、パラアスリートの方の講義を聞くことができました。児童が、テーマに沿って自ら調べ、問題解決していくために必要な意欲を高めることができました。
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講師コメント
大変貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。
私は今回が人生初の講演となりましたが、皆さん元気よく、時に真剣に応えてくださり、とても楽しい時間を過ごすことができました。
今回の講演を通して、目に見える障がい、見えない障がい、ちょっとした工夫次第で障がい者だけでなく、色んな人が生活しやすくなることを知っていただける一助になればと思います。
今後も自身の経験、競技を通じて、障がいについて、パラスポーツの魅力についてお伝え出来ればと思っております。