- 実施事例
- 障害者スポーツ理解促進事業
体験会事例 障害者スポーツ理解促進事業
- 主催者
- 東村山市市民スポーツ課
- 講師
- 佐藤 泰巳選手
- 開催日
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- 2023.03.03(金)
- 場所
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- 東村山市立東村山第三中学校
- 対象
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- 東村山市立東村山第三中学校 3年生
- 参加人数
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- 160名
緊張する時は、とことん緊張してみる!
大切なのは、その中でいつも通りのパフォーマンスを発揮できるよう努めること
東村山市立東村山第三中学校の3年生を対象に、パラ卓球の佐藤 泰巳選手を講師に招き、体験会を実施しました。
前半の講演会では、「ご自身の障害」「パラ卓球との出会い~競技生活」について、現在パラアスリートとして活躍されている佐藤選手のルーツやパラ卓球の魅力についてわかりやすくお話いただきました。さらに、「大切にしている考え」についてお話いたいた場面では「緊張する時は、とことん緊張してみる!その中でいつも通りのパフォーマンスを発揮できるよう努めること」「“〇〇になりたい”という気持ちを誰よりも強く思うこと」の2点の他、これから中学校を卒業して高校生になる生徒たちへ、今後生きるうえで大切な考えについて教えていただきました。お話の終盤では、「今後の目標」として「2024パリパラリンピック出場」を掲げられ、そのために今取り組んでいる事や目標達成に向けた熱い想いを語ってくださいました。
簡単なようで難しい、佐藤選手のスーパープレーを体験してみよう
後半の体験会では、冒頭に佐藤選手の障害(片側麻痺)や補装具(※スポーツ以外の場面で足に装着している)について詳しく説明いただいた後、一人ずつ佐藤選手とのラリーに挑戦しました。生徒がサーブする場面では、片側に麻痺がある佐藤選手の特徴的なサーブ(握りこぶしの上にボールを置いてトスをする)にも挑戦し、実際に一緒にプレーすることで、佐藤選手の凄さを体感しました。中盤には「サーブは何種類あるのか?」「プレーする際に工夫している点はあるか?」等、佐藤選手の障害を学んだうえでの質問が寄せられると、実際にプレーしながら応えてくださいました。生徒からは「パラアスリートのプレーを生で見て、本当に凄かった」「春から高校生になるけれど、緊張するときはとことん緊張してみるという佐藤選手の言葉に背中を押された」などの感想が寄せられました。
主催者コメント
当初予定していた事業が急遽出来なくなったことから、「東京パラくる」を活用させていただき、市内の中学校にてパラ卓球の佐藤選手の講演会及び体験会を実施しました。
当日は、中学校側の都合で、1時限1クラス、合計3時限と長時間にわたる事業となりましたが、佐藤選手にご協力をいただき、多くの生徒の皆さんが貴重な体験をすることが出来ました。
また、学校に卓球部が無いとのことで、卓球が未経験という生徒も多かったのですが、障害者スポーツの理解・促進だけなく、卓球の楽しさ、難しさも実際に体験することができ、子ども達がスポーツに触れ合う機会の提供にも繋がりました。
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講師コメント
今回の講演会に参加してくれた子供たちが、私の話を聞いたりプレーする姿を見て、夢や目標を持つきっかけになれば嬉しいです。もっともっと自分のことやパラスポーツのことを知ってもらいたいと考えていますので、機会があればぜひお声掛けください!