講演会事例 障害者スポーツ理解促進事業

主催者
東村山市市民スポーツ課
講師
安島 裕選手
得点の解説を行う安島選手
開催日
  • 2023.03.10(金)
場所
  • 東村山市立化成小学校
対象
  • 東村山市立化成小学校 6年生
参加人数
  • 84名

4月から中学生になる君たちへ
~安島選手からのメッセージ~

東村山市立化成小学校の6年生を対象に、パラアーチェリーの安島裕選手を講師に招き、講演会を実施しました。
講演会では、冒頭に「パラリンピック」「パラアーチェリー」の概要をご説明いただいた後、「自身の障害」「パラアーチェリーとの出会い(なぜ、パラアーチェリーを選んだのか)」について、たくさんの写真と動画を見せていただきながら、お話いただきました。また、「パラリンピックを目指した理由」や「出場までの競技活動」「出場時のエピソード」では、2009年に本格的な競技活動をスタートされてから、「とにかく練習!」をモットーに、毎日仕事が終わった後に練習を欠かさず、多くの大会で腕試しをしてきたという、夢に向かって妥協せずに努力し続ける大切さをお話いただきました。お話の終盤では、4月から中学生になる6年生に向けてメッセージが送られ、「嘘をつかない!」「自分できめたことは諦めずにやりきる!」など、スポーツに限らず大切なポイントを聞くことができました。



パラリンピック、パラアーチェリー等、安島選手のお話を真剣に聞く6年生




初めて体感するアーチェリーの凄さ!

後半では、安島選手とともにお越しいただいた、パラアーチェリーの奥平選手によるデモンストレーションを披露いただきました。参加者全員の注目を浴びる中、18m先の的の中心を見事に射抜くスーパープレーに、会場は大変盛り上がりました。講演会全体をとおして、安島選手のお話が進むにつれて真剣な眼差しで引き込まれるようにお話を聞く児童の皆さんが印象的でした。最後は安島選手から6年生全員に特性のチャーム(アーチェリーがモチーフ)がプレゼントされ、素晴らしい雰囲気の中終了しました。



奥平選手によるリカーブボウ18mのデモンストレーション


奥平選手のデモンストレーションの結果


講師コメント

講師近影

小学生が入場され席に着いた時から、皆さんの真剣な眼差しを感じてこちらが圧倒されるほどでした。時間が経つにつれ、子供達の熱量は増していき、皆の目が輝いていくのも感じ取れました。45分という長い様で短く感じた時間の中で伝えきれなかった事もあり、「もっと上手に伝えたかった」と反省する事も。質疑応答では多くの生徒さんが質問してくださいました。公演後「普段は大人しい子供達が積極的に質問していたのが印象的でした」と担任の先生からお言葉を頂き、卒業前の皆さんの小学校の想い出に少しでも係われたことを嬉しく思います。東村山市立化成小学校6年生の皆さん有難うございました。そして、卒業おめでとうございます。

主催者コメント

当初予定していた事業が急遽出来なくなったことから、「東京パラくる」を活用させていただき、市内の小学校にてパラアーチェリーの安島選手の講演会及び奥平選手のデモンストレーションを実施しました。当初は安島選手の講演会のみ実施の予定でしたが、安島選手のご厚意と小学校の協力により、奥平選手によるデモンストレーションとして体育館で実際に的を射る姿を児童の皆さんにお見せすることが出来ました。また、6年生が対象とのことで、卒業のお祝いとして安島選手から児童の皆さんへプレゼントもいただくなど、トップ選手を身近で感じる機会となり、児童の皆さんにとって非常に貴重な時間を提供することが出来ました。

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