- 実施事例
- パラスポーツ体験会
体験会事例 パラスポーツ体験会
- 主催者
- 日野市立仲田小学校
- 講師
- 藤本けい子選手
- 開催日
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- 2023.02.24(金)
- 場所
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- 日野市立仲田小学校
- 対象
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- 日野市立仲田小学校 5年生
- 参加人数
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- 約80名
できないことがあっても、自分なりの工夫や周りの人のサポートで乗り越えられる!
今回は、昨年度も東京パラくるをご活用いただいた日野市立仲田小学校様からの「昨年度はオンラインで実施したが、今年度はパラアスリートの方と直接関わる機会を設けたい」というご依頼のもと、パラ卓球の藤本けい子選手を講師に迎えて、パラスポーツ体験会を実施しました。
前半は、「ご自身の障害」「競技との出会い」についてを中心にお話しいただきました。障害があるために苦労することを尋ねられると、「できないことだらけだが、どうすればできるようになるか自分で考えて工夫している」「自分一人では難しいことも、家族や周りの人にサポートしてもらい、楽しみながら乗り越えている」と、何事も諦めず前向きに取り組むことの大切さを伝えてくださいました。
また、公共の場でのご苦労として、障害の特性上 歩行者が急に飛び出してくると避けられず、危ない思いをしているエピソードから、「公共の場では様々な方が利用していることを忘れず、周囲にも目を向けて行動してもらえると嬉しい」とお話しいただくと、児童の皆さんも頷きながら真剣にお話を聞いていました。
卓球は障害のある人もない人も一緒に楽しめるスポーツ!
後半は、デモンストレーションとして藤本選手と学級担任の先生のラリーを見せていただいた後、「藤本選手のプレー中の動きを体験する」グループと「藤本選手とラリーをする」グループの2つに分かれて、体験会を実施しました。
動きを体験するグループでは、ラケットを持つ手でトスを上げてサーブを打ったり、片足だけを動かしてラリーをしたりと、片側麻痺のある藤本選手と同じ動きでのラリーにチャレンジしました。慣れない動きに苦戦しつつも、楽しそうに体験する姿が印象的でした。
藤本選手とラリーをするグループでは、ラリーを楽しむだけでなく、順番を待つ児童の皆さんが様々な角度から藤本選手の身体の動かし方を見学する姿が見られ、「どんな球も打ち返してすごい!」「無駄な動きがない!」と驚きの声が上がっていました。
体験会終了後、藤本選手からの「卓球は障害の有無に関わらず誰でも一緒に楽しめるスポーツなので、多くの人に卓球の魅力を知ってもらいたい」とのメッセージに、児童の皆さんからも「今日の体験会で卓球が好きになった!」「次のパラリンピックは家族みんなで卓球を見たい!」等の感想が寄せられ、大盛況の中 体験会が終了しました。
参加者コメント
昨年度に引き続き、今年度も東京パラくるさんを通して講師を派遣していただきました。藤本選手と子供たちが、楽しくラリーしている姿が印象的で、とても良い時間を過ごすことができました。また、藤本選手は日野市にもゆかりがある方とも聞き、親近感がわきました。どうもありがとうございました!来年度もぜひ、お願いしたいと思います。
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講師コメント
とても良い交流ができ、私にとっても良い経験になりました。
講演では、私の話だけではなく、質問タイムにも真剣に向き合ってもらえて、児童の皆さんの熱心さに感心するとともに、とても嬉しかったです。体験会も東京パラくる事務局のお二人の的確なサポートで、とてもスムーズに児童の皆さん全員とラリーができて良かったです。
今回関わってくださったみなさまには感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。今後ともパラ卓球の応援をよろしくお願いいたします。