- 実施事例
- パラスポーツ トークショー&聴覚障害者バレーボール競技体験会
講演会/体験会事例 パラスポーツ トークショー&聴覚障害者バレーボール競技体験会
- 主催者
- 東京都、公益財団法人東京都スポーツ文化事業団
- 講師
- 東京都聴覚障害者連盟女子バレーボール部
- 開催日
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- 2022.12.04(日)
- 場所
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- 東京都立大塚ろう学校
- 対象
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- 障害のある方、デフバレーボールに関心のある方
- 参加人数
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- 42名
コートには皆がいる~究極のコミュニケーションスポーツ~
今回は東京都聴覚障害者連盟女子バレーボール部から10名の選手を講師にお招きして、トークショー・デフバレーボール体験会を実施しました。
前半のトークショーでは5名の選手が登壇し、「(デフ)バレーボールの魅力」や「聴覚障害」「チームの活動」についてお話しいただきました。競技の魅力についてお話いただいた場面では「(デフ)バレーボールはチームスポーツなので、他の選手とのコミュニケーションがとても大切。その為に、日頃からお互いのことを理解して、相手を思いやることが大切」という、スポーツの醍醐味をお聞きしました。また、10月に栃木県で開催された「全国障害者スポーツ大会(いちご一会とちぎ大会)」に東京都代表として出場した皆さんから、3位決定戦の振り返りや銅メダルを獲得した時の心境についてお聞きしました。5名の選手のお話からは「チーム一緒に・全員で・相手を思いやる」という言葉を聞くことが多く、お互いを信頼し合うチームの結束力を感じることができました。
また、本イベントは特別ゲストとして、ご自身もバレーボール日本代表として活躍された、デフバレーボール日本代表の狩野美雪監督にもお越しいただき、2025年に東京で開催が決定した「デフリンピック」や、日本代表チームの活動についてお話しいただきました。
もっともっとデフバレーボールを盛り上げたい!
後半は3つのコートに分かれて、デフバレーボール体験会を行いました。はじめに5つのチームに分かれて、講師・狩野監督のアドバイスのもと「パス・レシーブ・サーブ」等基本的な動きを練習して、終盤はチーム対抗でゲームを楽しみました。
参加者の多くは、今回の会場でもある東京都立大塚ろう学校に通う子どもとそのご家族であったことから、体験会では終始講師と一緒にバレーボールを楽しむ様子が見受けられました。体験会終了後、「もっともっとバレーボールをやってみたいと思ってくれましたか!?」という講師からの問いかけに、多くの参加者が元気良く手を挙げ答えてくれました。最後に講師から「これからも私たちと一緒にバレーボールを楽しみましょう!」と笑顔でメッセージをいただきました。
狩野美雪さん
(デフバレーボール女子日本代表監督)
主催者コメント
ろう学校で、デフバレーボールのトークショー&競技体験会を実施するため、依頼しました。全国障害者スポーツ大会でメダルを獲得したばかりの選手に来ていただき、ご自身の障害や、デフバレーボールを始めたきっかけ、国体の話等を聞くことができました。参加者は小学生が中心でしたが、年齢に合わせて指導していただき、最後のミニゲームまで楽しく実施できました。
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講師コメント
このような形式での講師は初めての経験でしたが、参加者の皆さんがデフバレーボールを楽しんでくださって良かったですし、私たちもとても楽しかったです。
近年、デフバレーボールの人口が減ってきており、ろう学校のバレーボール部は存続の危機に立たされています。そういった居場所が無くならないように、少しでも「デフバレーボールって楽しい!」と思ってもらえるように、また、デフバレーボールを続けてもらえるように、さらに普及活動をしていきたいと思っています。本日はありがとうございました。