- 実施事例
- パラスポーツ トークショー&視覚障害者陸上競技体験会
講演会/体験会事例 パラスポーツ トークショー&視覚障害者陸上競技体験会
- 主催者
- 東京都、公益財団法人東京都スポーツ文化事業団
- 講師
- 澤田優蘭選手(視覚障害者陸上)、
塩川竜平氏(ガイドランナー)
- 開催日
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- 2022.11.03(木)
- 場所
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- 東京都立小金井特別支援学校
- 対象
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- 障害のある方、視覚障害者陸上に関心のある方
- 参加人数
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- 19名
東京2020大会という大舞台で仲間と掴んだ銅メダル!
障害のある方・視覚障害者陸上に関心のある方を対象に、澤田優蘭選手とガイドランナーの塩川竜平氏による講演会と視覚障害者陸上体験会を実施しました。
前半はパラスポーツの魅力や東京2020大会を振り返るトークショー、後半はミニトラックに場所を移し、講師のおふたりと交流しながら、視覚障害者陸上の体験会を行いました。
トークショーでは、「澤田選手の障害(見え方)」「視覚障害者陸上のルールや魅力」「東京2020大会までの道のりと大会時のエピソード」等について澤田選手からお話しいただいたほか、ガイドランナーとして澤田選手をサポートする塩川氏より、「ガイドランナーの役割」や「サポートするうえで意識していること」について伺いました。
東京2020大会で銅メダルを獲得したユニバーサルリレーのお話の中で、「決勝はチーム全員でメダルを獲得しようという強い気持ちで挑んだ」という覚悟と、メダル獲得後は「ほっとした気持ちと、メダルを獲れて良かったという嬉しい気持ちでいっぱいだった」とお話しいただきました。
多くの方々にパラスポーツ・視覚障害者陸上の魅力を伝えていきたい
後半の体験会では、講師のおふたりによる視覚障害者陸上を実施しました。
初めに参加者で2人組を作り、1人がアイマスクを使用・もう1人がガイド役として、歩行しながら障害物を避けたり、「テザー※」と呼ばれる補助具を使用した歩行・走りを体験しました。※今回は体験用として紐で代用
終盤では2チームに分かれてリレーを行った他、塩川氏と一緒にストレートコースを全力で走ったり、澤田選手と塩川氏によるデモンストレーションを披露いただいたりと、盛り上がる中終了しました。
主催者コメント
視覚障害者陸上や、選手を支えるガイドランナーについて理解が深まるよう、トークショーと競技体験会を依頼しました。東京2020大会でメダルを獲得した選手が来てくれて、メダルを獲得した時の気持ちや普段の練習について聞くことができ、体験会でも、伴走体験を通して障害理解を深められ、参加者に満足いただけるイベントを実施できました。
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講師コメント
澤田選手
見えない=怖いではなく、「どんな風にサポートしてもらえると(サポートしたら)安心して歩けるのか?」ということを感じていただけるようにお伝えしました。これからも「見えなくても・見えにくくてもこんなに全力でスポーツを楽しむことができるんだよ!」ということをたくさんの人に伝えていきたいと思います。
塩川氏
参加してくださった皆さんが笑顔で体験会を楽しんでくれて、本当に嬉しく思います。少しでもパラスポーツ・視覚障害者陸上普及の力になれて、自身にとっても貴重な体験となりました。これからも応援よろしくお願いします。
★おふたりから
視覚障害者陸上の世界は、まだまだ競技をする人・ガイドランナーともに人口が少ない状況です。ぜひ、興味がありましたら、まずは挑戦してみてください!気軽に声をかけてもらえると嬉しいです。