- 実施事例
- 道徳授業地区公開講座
講演会事例 道徳授業地区公開講座
- 主催者
- 荒川区立第二瑞光小学校(コーディネート:荒川ボランティアセンター)
- 講師
- 森 宏明選手(クロスカントリースキー/車いすソフトボール)
- 開催日
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- 2022.09.03(土)
- 場所
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- 荒川区立第二瑞光小学校
- 対象
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- 荒川区立第二瑞光小学校 全校児童 ※低学年、高学年の入れ替え制
- 参加人数
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- 200名程度
交通事故を乗り越えて、北京2022パラリンピック出場!
荒川区立第二瑞光小学校の児童を対象に、北京2020パラリンピックに出場した森宏明選手による講演会を実施しました。
自己紹介の場面では、森選手が着用している義足を取ったり付けたりしながら「切断とは、義足とは」についてわかりやすくお話しいただきました。その他、「幼少期~受傷(切断)した際のエピソード」「北京2022パラリンピック出場」「クロスカントリースキー、車いすソフトボール、陸上競技の紹介」について等、短い時間でたくさんの貴重なお話しをいただきました。
クロスカントリースキーの競技紹介では、実際に森選手が滑走している動画を見て「いけー!」「すごい!」など、動画に釘付けになる児童の皆さんが印象的でした。
また、車いすソフトボールの紹介では、実際のボールを使ったキャッチボール、バッティングやチェアワークを披露いただきました。
「自分には何ができるだろう?」―チャレンジすること、周りの人のためにできることを考えられる人になろう―
森選手から児童へのメッセージでは「この先の人生で上手くいかないことがあったり、周りの人が落ち込んでいたら、“今の自分には何ができるか?”ということを考えて、行動してみてほしい」と、ご自身の経験をふまえてお話しいただきました。
幼少期から野球が大好きだった森選手がある日交通事故に遭い、両足を切断するという予想もしなかった出来事が起こり、「自分はもう野球ができなくなってしまう」と落ち込んだ際に、周りの人が支えてくれたから前を向き、またスポーツと出会うことができたというエピソードから、「常に考え、挑戦する大切さ」「周りの人を思いやる大切さ」を伝えていただきました。
講演の最後は代表児童から花束の贈呈とお礼の言葉をいただいた後、大きな拍手で見送られ、盛りあがる中終了しました。
参加者コメント
冬季パラリンピックの出場された森選手の10代の交通事故で両足を失い、その後、スポーツに出会い、パラリンピックに出場するまでのお話しは、フレッシュでさわやかな人がらで、子どもたちもとても興味深く聞くことができました。感染症対策でとても短い時間でしたが、パラノルディックスキー競技映像の上映や実際に車いすでソフトボールのキャッチボール、バッティングも披露いただいたり、最後に質問もお受けいただき、とても充実した講演会でした。
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講師コメント
お子さんたちの興味や元気ももちろんすごかったですが、「気になったことに対して素直にリアクションしてくれること」がとても嬉しかったです。講演会を通して、お子さんたちにたくさんパワーをもらえました。
今後の目標は、競技者としては「次の4年後のミラノパラでメダル獲得すること」を目指しています。もう一つ、社会との関わりという面では、「学校現場に足を運び、子どもたちと接する機会をたくさん作っていきたい」と思っています。何かお力になれることがありましたら、ぜひお声掛けください。