体験会事例 トップアスリートに学ぼう!

参加者に指導する杉沼さんと川原選手
開催日
  • 2022.03.10(木)
場所
  • パート1:練馬区立上石神井体育館 パート2:練馬区立光が丘体育館
対象
  • 練馬区内公共プール 障害者専用コースの利用者 練馬区水泳連盟スタッフ
参加人数
  • 各回20名程度

初心者も経験者も大歓迎。上手くなりたい方集まれ!

※パート1は3月10日(木)、パート2は3月18日(金)に実施しました。

練馬区内公共プールの利用者及び練馬区水泳連盟スタッフを対象に、2つの会場で水泳の体験会を実施しました。

今回は会場ごとに2名の講師にご協力いただき、パート1は東京2020パラリンピック日本代表コーチの杉沼春美さん(スタッフ/知的水泳)、パート2は川原渓青選手(水泳)にそれぞれご指導いただきました。

フォームのアドバイスをする杉沼さん

水を楽しむこと・意識すること・継続すること

初めは参加者のルーティンに合わせて、各自で準備体操・ウォーミングアップを行いました。中盤から、端の2レーンを「講師の指導を受けられるレーン」として使用し、指導を受けたい方に集まっていただく形式で指導をスタートしました。講師のお2人には、参加者一人ひとりの個性・特徴に合わせて、わかりやすくアドバイスをいただきました。

フォームのアドバイスをする杉沼さん

また、杉沼さんの回では参加者だけではなく、普段運営している指導者の皆さんに向けたアドバイスもいただき、川原選手の回では、参加者のご要望に応え、現役選手ならではのダイナミックなデモンストレーションをたくさん披露していただくなど、どちらの回もお越しいただいた講師ならではの体験会となりました。

ストロークのアドバイスをする川原選手

参加された方は、積極的にアドバイスを求める方・マイペースに泳ぐことを楽しむ方など様々でしたが、講師のアドバイスでぐんとフォームが綺麗になったり、他の泳ぎ(動き)に挑戦するなど、今回の体験会が良い刺激となった様子でした。

参加者とハイタッチ

パート1 : 講師コメント

杉沼さん

杉沼春美さん

今回は、一人ひとりが普段行っている練習の中で、ワンポイントの指導を行いました。理解できる言葉や動作を伝えると、意識して泳いでいるのがわかりました。普段行っている練習の中で、一つの課題があると一生懸命にやろう!と意欲が出てくると思いますし、繰り返し行うことで、必ず進歩があり自信につながってきます。そして出来た時にはたくさん褒めて、一緒に喜んであげることが大切です。今回指導したことを踏まえて、ぜひ今後も水泳を楽しんで欲しいです。

パート2 : 講師コメント

川原選手

川原渓青選手

水泳の経験は豊富でしたが、講師として水泳に携わることは今回が初めてで少し緊張と不安がありスタート直後は何をしていいか分からずバタバタとしていました。しかしながら、自分の水泳の経験と参加者の泳ぎを照らし合わせながら、何処に改善点がありどんなアドバイスをかけてあげればいいかを純粋に考えて緊張しながらもいろんな参加者に指導していくうちに障害を持った皆さんが少し泳げるようになって笑顔を見せたり、純粋に楽しみながら泳いでいる姿を見てだんだんと指導している私自身も楽しめるような雰囲気になっていき、講師や指導という立場の楽しさを初めて知れたように思います。参加者の皆さんはどんな立派な大人よりも純粋で誰にも負けない最高の笑顔を見せてくれて教えている私自身もその笑顔に癒され講師として参加したこの時間はとても楽しかったです。また、講師としても少し興味が湧き今後も障害者だけではなく小さな子供たちなどにも指導できるような機会があれば是非協力させていただきたいと思っています。

参加者コメント

今回は障害者専用コースの参加者を対象に、杉沼春美コーチと川原選手を講師に招き、体験会としてトップアスリート及びコーチからご指導いただきました。また、参加者だけでなく、練馬区水泳連盟のスタッフの研修も兼ねて実施しました。参加者に対しては、目的や特性に合わせてアドバイスをもらい、連盟のスタッフに対しては、デモンストレーションや指導のポイントを教えていただきました。東京パラくるをとおして二人の講師にご指導いただいたことは、参加者にとっても私たち連盟のスタッフにとっても良い刺激になりました。「トップアスリートに学ぼう!」に参加した利用者は、その後の障害者専用コースでも講師に教えていただいた事を練習しています。介助者・保護者も熱心に対象者を見守り少しずつ進歩していることを喜んでいます。また、指導スタッフについては利用者の個性を見極め、分かり易いアドバイスが出来るように利用者を見守っています。杉沼春美コーチ、川原渓青選手、ありがとうございました。

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